【既卒・第二新卒向け】転職に役立つ人事からのアドバイスとおすすめ転職サイト・転職エージェント

おすすめ転職サイトと転職エージェント

まだ社会人としてのスキル・経験も未熟な既卒や第二新卒での転職活動。就活時よりもさらに厳しくなっている人も少なくありません。

それもそのはず。人事の見る目は新卒と既卒では大きく違います。より厳しくなるからです。

とはいえ、企業によって既卒や第二新卒に対する考え方は様々ですが、転職にあたって私なりの考え方をお伝えするのと、転職を強くサポートしてくれる転職サイトや転職エージェントを紹介します。

既卒・第二新卒の転職者に人事が伝えたい3つのこと

採用担当として、私が既卒・第二新卒の転職者に伝えたいのは次の3つです。

  1. 既卒・第二新卒に対する門戸は広く開かれている
  2. 就活と同じ準備で臨むと厳しい。学生気分ではダメ
  3. 会社の既卒・第二新卒に対する考え方を知ろう

では簡単に説明していきます。

既卒・第二新卒に対する門戸は広く開かれている

20代での転職でも書きましたが、若さは武器です。若い人の数が年々少なくなっているため、新卒採用も年々厳しくなっています。

そこで、現在企業は若い人の採用に向けて、今まで行ってこなかった既卒や第二新卒にまで、採用の門戸を広く開き始めています。

既卒や第二新卒向けを専門とした転職サイトや転職エージェントも生まれてきています。既卒・第二新卒は「根性なし」「落伍者」というイメージがあったのは昔の話で、今はまだ就職可能です。

就活と同じ準備で臨むと厳しい。学生気分ではダメ

既卒・第二新卒まで門戸を開いているとはいえ、就活と同じ気持ちで応募すれば、必ずといっていいほどアウトになります。

新卒・第二新卒での転職は、学生時代よりはっきりと自己分析が求められます。

  • なぜ就職しなかったのか
  • なぜ短期間で会社を辞めたのか

その回答に正解があるわけではありませんが、自分としての意見や考え方が整理されておらず、言語化できなければ内定が出ることは難しいでしょう。

会社の既卒・第二新卒に対する考え方を知ろう

ちなみに既卒・第二新卒を求める会社には2種類あります。

  1. 誰でもいいから働いてくれればいいと考えるブラック企業
  2. 若い人を雇用し、新卒同様にしっかりと育てていこうと考えるホワイト企業

研修をしてくれるからホワイトというわけではありません。転職サイトや転職エージェントを活用し、しっかりと情報収集しなければ、貴重な20代を消費され、スキルもキャリアも積めずに棒に振る方もいます。

内定に飛びつくことなく、しっかりと企業を見極めてください

既卒・第二新卒での転職サイトや転職エージェントの活用方法

既卒・第二新卒の転職で、転職サイトや転職エージェントを上手に活用し、転職に活かす方法をお伝えしていきます。

1.転職サイトや転職エージェントは複数登録しよう

社歴が浅く、経験も不十分な既卒・第二新卒に必要なことは、幅広く転職先を探すことです。

一方、転職サイトや転職エージェントによって、抱えている案件は大きく異なります。「転職サイトならどこでも一緒でしょ」は間違いです。

私も既卒や第二新卒を採用する場合は給与、職種、地域、事業によって転職エージェントや転職サイトを使い分けていました。

採用担当としては、複数の転職サイトを活用すればするほど費用がかかりますし、応募者が増えるほど書類選考や面接などの負担が増えます。会社としても採用を効率的・効果的に実施しますので、どのエージェントや転職サイトからどんな人材が応募してきたか、などは細かく精査するのです。

複数登録してみるとわかりますが、転職サイトによって紹介される案件は大きく異なります。

2.大手の転職エージェントと転職サイトの両方に登録しよう

既卒・第二新卒の転職では大手転職サイトへの登録は必須です。若いということは大きなアドバンテージで、若手がなかなか採用できない企業からの依頼が多くあります。転職エージェントとしては売上が立てやすい層なのです。

そして、大手転職エージェントは転職サイトも同時に運営しているのが特徴です。逆に言えば、大手エージェントを除いて、転職サイトと転職エージェントを同時に運営している会社はありません。

転職エージェント転職サイト
リクルートエージェントリクナビNEXT
dodadoda
マイナビエージェントマイナビ転職

大手では転職エージェントと転職サイトが連携しています。そのため、転職サイト経由で書類選考が通らなくても、転職エージェント経由では書類選考が通過することがあります。

大手転職サイトや転職エージェントは両方に登録しましょう。

3.既卒・第二新卒専門の転職サイト・転職エージェントを活用しよう

既卒・第二新卒の採用ニーズに応えるため、既卒・第二新卒専門の転職サイトや転職エージェントも増えてきました。

専門サイトは求人ターゲットが限られている分、企業も安く掲載することができるため、大手に出せないような企業も見ることができます。幅広く情報を集めて、転職成功させましょう。

既卒・第二新卒が抑えておきたい転職サイトと転職エージェント

既卒・第二新卒の転職活動で抑えておきたい転職サイトや転職エージェントを紹介します。人事としても既卒・第二新卒を採用する際に活用していた転職サイトです。

転職サイトに登録して、自分の市場価値や可能性を確かめてください。

リクルートエージェント

おすすめ度:

公式サイト:https://www.r-agent.com/

既卒・第二新卒の転職活動においても、リクルートエージェントには依頼しておきます。企業側の意図や条件をしっかり理解した上でマッチング率が高く、入社できる可能性が非常に高い人材を紹介してくるからです。

リクルートエージェントはピンからキリまで幅広く案件を抱えているのが特徴ですが、外資企業、コンサル、商社、上場企業といった大手、メガベンチャーと呼ばれる会社など、普通の転職エージェントでは手の届かない案件も抱えています。

既卒・第二新卒に対しても幅広く紹介してくれるため、登録しておいて損はありません。転職エージェントから紹介された企業は、入社しやすい企業でもありますので、自分の適性を知る上でも活用できます。

キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントも非常にしっかりしているため、初めて転職する方にもオススメです。

転職サイトである「リクナビNEXT」とも連動しているため、リクナビNEXTで気になった案件があれば、転職エージェントに伝えれば、連携して対応してくれます。

リクルートエージェントに登録する

doda

おすすめ度: ★★★★★

公式サイト:https://doda.jp/consultant/

既卒・第二新卒で転職する場合、転職エージェント3大大手の一つでもあるdodaもオススメです。

リクルートエージェントほど幅広い案件を取り揃えているわけではないですが、やはり大手だけあって求人案件も豊富に揃えていますし、担当のキャリアコンサルタントもしっかりしています。またリクルートエージェントでは扱っていないような案件も多く揃えている印象です。

採用担当として、doda経由で紹介を依頼したこともありますが、やはり良い人材を連れてくる = きちんと面談し、マッチした人材を企業に紹介できる企業だと感じ、安心感があります。

dodaに登録する

マイナビエージェント

おすすめ度: ★★★★★

公式サイト:https://mynavi-agent.jp/

既卒・第二新卒の転職では、転職エージェント3大大手の一つでもあるマイナビエージェントもオススメです。こちらも豊富な案件を多く抱えていますが、リクルートエージェントやdodaと違った案件を持っています。

またマイナビエージェントは地方に支社を持っているので、地方案件にも強いのが特徴です。

全国で採用を行っていたとき、東京本社で働く人材はリクルートエージェントやdoda、支社の中核となる人材を採用する場合はマイナビエージェントと使い分けることもありました。

もちろん東京や大阪といった大都市案件も多く抱えていて、担当もしっかりしています。

リクルートエージェントやdodaと合わせて3大エージェントは、年齢・キャリアに関係なく登録することをオススメします。

マイナビエージェントへ登録する

既卒・第二新卒の転職のNG行為

既卒・第二新卒での転職する際に、絶対に伝えてはいけない一言があります。

それは、志望動機で「研修制度がしっかりしているから」ということです。その発言が許されるのは学生までで、既卒・第二新卒は曲がりなりとも社会に出ているので、もっとしっかりとした志望動機を伝える必要があります。

なぜこの会社を選んだのか、会社でどんなことをしたいのか。社会人経験がない中で難しいかもしれませんが、自分の考え、思いをはっきりと言葉にし、伝えましょう。

新卒と既卒・第二新卒は違うのです。